さがしら製品(2)

エッセンシャル・オイル

アロマ(香草)テラピーの歴史

二千年以上前、まだエッセンシャル・オイル(精油)の清浄効果が発見される
以前、西洋医学の父とされるギリシャのヒポクラテスは、アテネの町を襲った
ペストの伝染に対処するために香草による薫蒸消毒を行ない、効果をあげました。

  いずれにせよ長いこと、人々は食糧を美味しくするために香草を駆使してきま
した。それが健康に良いことを知るのは、ずっと後のことです。

地球上それぞれの地域に独特の香草、香料が存在します。もちろん
人々は当初、それぞれの地域で手に入れられる香草を使用していました。十五
世紀、大航海の時代に入り、ヨーロッパの人々は外来の香料に出会い、
競って買い求めました。これが航海を奨励し、植民地獲得に拍車をかけました。

今日、外国からもたらされた香草が、ヨーロッパ(殊に地中海沿岸地域)
で多く栽培されています。気候、風土があわずに根付かなかったものもかなり
あります。一方ヨーロッパにもともと存在していた香草の中でも最近
見かけなくなったものもあります。人々の香りの好みも時代とともに移り
変わっているようです。



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アロマ・テラピー(精油療法)一般的な注意

エッセンシャル・オイル(精油)を使用するアロマ・テラピーは、症状の予防、および治療を補完するのが目的です。 重症の場合は特に医師の診断が先決です。エッセンシャル・オイルは純正、 できれば有機農業によるハーブから蒸留したオイルをお勧めします。 フランスでは、有機農業によるエッセンシャル・オイルは、ECOCERTなど品質保証検査済みラベルが表示してあります。

エッセンシャル・オイルは、新鮮なハーブを大量に蒸留した植物油のエキスですので強力です。 使い過ぎに注意。急性疾患の治療は、短期間でなくてはいけません。 慢性疾患の治療は、少ない分量から始め反応を確かめながら徐々に規定の分量まで増やします。

エッセンシャル・オイルは、皮膚に塗ることにより効果的に作用します。 エッセンシャル・オイルの使用方法には、皮膚への塗油のほかに、次の方法があります。
ハーブティーに数滴入れる方法
吸入、ディフューザー
服 用
うがい
オイルバス、マッサージ

オイルバスの場合には、エッセンシャル・オイルは湯に融解しないので、あらかじめ粉ミルクに垂らし、 熱湯で溶いてからバスタブの湯に入れると融解します。

小児への使用は、薄めたエッセンシャル・オイルでのマッサージは出来ますが、避けた方が良いでしょう。 特に乳児は部屋全体のディフューザーのみ可能です。

エッセンシャル・オイルは、用法により異なったキャリアオイル(添加剤)を用いて薄めて使用します。
例えば、 飲 用 :エリキシル剤、ぶどう種油、アルコール(30~60゜)、 蜂蜜、角砂糖、ぬるま湯など。
マッサージ(塗油)用 :スイートアーモンド油、ココナッツ(椰子)油、オリーブ油、ホホバ油、 アルコール、アルガン油(特に美容)など。

禁忌について

1) 授乳中は、セージSAUGE、パセリPERSIL、ミントMENTHE、チャ−ビルCERFEUILは控えること。
2) ヤナギハッカHYSOPE、ローズマリーROMARIN、セージSAUGE、タイムTHYM、洋からしMOUTARDE、生姜GINGEMBREは 血圧を高めるので使いすぎに注意。特に妊娠中は控えること。
3) ジュニパーGENIEVREは、腎臓を患っている場合は使用禁止。
フランス式
ハーブティー&アロマ・テラピー
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